イエプコの応用分野

射出成形 離型不良対策

事例1) 医療用品キャップの離型不良対策(鏡面金型への処理)

このプラスチック金型は、手磨きで鏡面に仕上げたものですが、離型不良を改善する事ができませんでした。拡大して表面を見てみると磨き傷や微細なバリやカエリが残っています。イエプコ表面処理を行う事により、磨き作業時に作られたスクラッチや微細なバリ・カエリを除去し、金属表面の平滑化・滑り性付加することで離型不良が改善されました。この例では、イエプコ表面処理済みの金型でも、半透明の成形品が得られたため、その後のラップ工程を省略する事もできました。
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事例2) テレビ用スピーカーグリルの離型不良対策(無数にある突起形状への処理)

処理前の問題点

この金型は、放電加工で作られていますが、突起形状が無数にあるため手磨きは行われずに、ブラスト加工によって仕上げられていました。しかしブラスト加工では、放電加工によって作られた加工変質層は完全に除去することができませんでした。この残留している加工変質層に成形樹脂が抱き付き、離型を悪くする要因となっていました。

イエプコの効果

イエプコ処理は、吹き付けるだけの処理法なので、突起形状が無数にあるような金型であっても、加工変質層を簡単・確実に除去する事ができます。さらにトリボフィニッシュ効果により金属表面に滑り性を付加させていますので、離型を良くする事ができました。


事例3) 機構部品の離型不良対策

処理前の問題点

このプラスチック成形品は、筒形状をしていますが、成形品を突き出し時の抵抗が大きいため、エジェクターピンによる変形が発生していました。

イエプコの効果

イエプコ処理をキャビティー、コアにイエプコ処理を施し、離型抵抗を軽減させた事により、突き出し変形を起こすこと無く成形できました。生産性向上や不良率低減に繋がります。 最終更新日:10.10.26