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金型清掃
各種、熱可塑性樹脂成形において金型のデポジット除去は不可欠な作業です。金型の汚れ(デポジット付着)は様々な成形不具合を生じさせ、その都度メンテナンスが必要になっており、長期生産のなかでその頻度は生産性に大きく影響します。従来デポジットの清掃は溶剤に長時間浸したり、超音波洗浄機やワイヤブラシでこすり取るなど時間がかかるだけではなく、金型そのものに傷をつけてしまう例が多くみられました。精密な金型清掃には、金型クリーニング用に開発されたプラスチック系のエージェントを使い、金型表面を損傷させずシボ面や微細形状部分も数秒から数分という短時間で完全に清掃でき、生産性向上に大きく貢献します。
主な対象品
- ・ プラスチック成形金型
- ・ ゴム成形金型
事例01超音波洗浄でも除去できないデポジット除去
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清掃前
清掃前の問題点
目視でも見える程度に固着してしまったデポジット。超音波洗浄では除去できず、削り取るにも金型にダメージを与えてしまう可能性があります。
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清掃後
清掃後の改善点
清掃時間、約15秒にて清掃をすることができた。清掃後の表面にはダメージもなく、綺麗に母材が見えている。イエプコソフトクリーニングでは、プラスチック製の細かい粒子を投射することで、金型にダメージを与えることなく、きれいにデポジットのみを除去することができます。
事例02シボ面のデポジット除去
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清掃前
清掃前の問題点
シボ面に入り込んだデポジットが超音波洗浄でも取れず、ブラシでこすってシボ面が傷み、再シボ処理の回数が多かった。清掃時間約2時間半です。
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清掃後
清掃後の改善点
清掃時間は約5分。シボ面にはダメージを与えることなく、デポジットのみをきれいに除去できています。